Obsession Conception Possession
それぞれ異なる視点でアイディアという言葉だけではとどめることの出来ない思考と探求の痕跡を作品化している、笹口数、若林雅人、そして古屋俊彦という三作家の作品、インスタレーションを一同に展示する事により、現在の日本に於けるコンセプチャルアートの堅固な表現の一端に触れる展覧会
Obsession Conception Possession
アイディアやコンセプトが作品の中心的役割をはたすという概念が、コンセプチャル・アートとして1960年代に美術のジャンルとして用いられ始めてから半世紀以上が経過しました。アメリカ、ヨーロッパで発生したこの流れも現代の視点で標榜したとき、時代や国、文化的な背景も含めさらに多様化しています。
今展覧会では20年以上のキャリアを持ち、それぞれ異なる視点でアイディアという言葉だけではとどめることの出来ない思考と探求の痕跡を作品化している、桑島 秀樹、笹口 数 、佐藤 実、古屋 俊彦、そして若林 雅人という五作家の作品、インスタレーションを一同に展示する事により、現在の日本に於けるコンセプチャル・アートの堅固な表現の一端に触れる機会をつくります。そして作品を通じて、美術のフィールドから物理、哲学、言語学、など様々な世界へ通じる、新たな視点を提示することになるでしょう。
今展のタイトル「Obsession Conception Possession」について。作品制作のきっかけとなるイメージとは、まだ言葉やビジュアルに変換される以前の、思考の中にある輪郭のはっきりしない思いやこだわり(Obsession)から始まり、そこから次第にその思考に輪郭や言葉を与える作業へ移行し、時間をかけ研究、検証される行為とともに制作が開始されコンセプト(Conception) になっていきます。そして制作された作品は何者か、あるいは何処かに所蔵、所有される所蔵品(Possession)となるという、作品を巡る一つのプロセスを言葉として置き換えたものであり、今展覧会のテーマとなっています。作品を中心として、自己に立返り、世界と繋がるプロセスを再考出来る機会となればと考えます。
展示作家:桑島 秀樹 笹口数 佐藤 実 古屋俊彦 若林雅人
会期:2018年 9月10日(月)- 9月30日(日)
→台風の影響により9月29日(土)が
最終日となりました。
何卒ご了承ください。
時間:11:00-18:00
休み:水曜日・日曜日 (9/30は開廊)
会場:京都精華大学 ギャラリーフロール
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137 TEL: 075-702-5263
入場料:無料
[イベント]
2018年9月8日(土) 18:00 -20:00
OBSESSION CONCEPTION POSSESSION EXTRA SOUND EVENT
こちらのイベントは終了しました。
ご来場いただきありがとうございます。
出演: ニシジマ・アツシ × 佐藤 実 Minoru Sato m/s
会場: STUDIO 22 (フジ) 〒615-0923 京都府京都市右京区梅津中倉町34-2
料金: 1,000円
ニシジマ・アツシ Atsushi Nishijima
1965年京都市生まれ。大阪芸術大学 音楽学科 音楽工学専攻 卒業。8 0 年 代 半 ば よ り 実 験 音 楽 の 制 作 、ラ イ ブ ・ エ レ ク ト ロ ニ ッ ク ・ ミ ュ ー ジ ッ ク に よ る 演 奏 を 始 め る 。そ の 後 、音 が 持 つ 様 々 な 側 面 か ら 発 想 し た ヴ ィ ジ ュ アル作品の制作も始める。2007年から2012年の間には、作曲家ジョン・ ケージの生誕100周年イベント「John Cage Countdown Event 2007- 2 0 1 2 」を 主 宰 し 、連 年 公 演 を 行 う な ど 国 内 外 を 問 わ ず 、展 覧 会 や 演 奏 活 動 を精力的に展開している。2014 年には文化庁新進芸術家海外研修制度 に て ベ ル リ ン に 滞 在 し 、作 品 制 作 ・ 演 奏 活 動 も 行 っ て い る 。
2018年9月10日(月) 17:00 -18:00
OPENING TALK
こちらのイベントは終了しました。
出演: 桑島 秀樹 笹口 数 佐藤 実 古屋 俊彦 若林 雅人
会場: 京都精華大学 ギャラリーフロール(展覧会会場内)
入場無料
2018年9月15日(土) 16:00-18:00
こちらのイベントは終了しました。
TOSHIHIKO FURUYA TALK
出演: 古屋 俊彦
会場: 京都精華大学 ギャラリーフロール(展覧会会場内)
入場無料
2018年9月29日(土) 16:00-18:00
CLOSING TALK
出演: 桑島 秀樹 笹口 数 佐藤 実 古屋 俊彦 藤本 ゆかり
ゲスト: 前林 明次 司会: 伊藤 麻衣子
会場: 京都精華大学 ギャラリーフロール(展覧会会場内)
入場無料
前林明次 Akitsugu Maebayashi
身体と環境のインターフェイスとして「音」をとらえ、人と場所との関わりへの 想像力を喚起する作品制作を行っている。主 な 作 品 ・ 展 示 に 《 A U D I B L E D I S T A N C E 》 ( 1 9 9 7 ) 、《 S o n i c I n t e r f a c e 》 (1999-)、《Container for dreaming》(2011)、《OKINAWA NOISE MAP》 ( 2 0 1 6 ) 、《 場 所 を つ く る 旅 》 ( 2 0 1 7 ) な ど が あ る 。 現在、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教員。
2018年9月30日(日) 時間不定
ARTISTS GUIDE
会場: 京都精華大学 ギャラリーフロール(展覧会会場内)
入場無料
主催: Obsession Conception Possession実行委員会 京都精華大学 デザイン学部 イラスト学科
企画・制作:藤本 ゆかり
告知広報・フライヤーデザイン:伊藤 麻衣子
翻訳:江幡京子
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団・公益財団法人 野村財団
連絡先:
Obsession Conception Possession 実行委員会 事務局
e-mail address :obsconpos@gmail.com
EVENT PAGE
PRESS RELEASE
下記リンクよりダウンロードできます。
Obsession Conception Possession Extra Drawing Exhibition
京都造形大学Painting Laboratoryにて、Obsession Conception Possessionに関連したドローイング展を開催いたします。
ぜひご高覧ください。
2018年10月1日(月) - 10月18日(木)
Obsession Conception Possession Extra ドローイング展
出品作家: 笹口 数 古屋 俊彦
展覧会会場: 京都造形大学 Painting Laboratory 303 京都造形大学 NC棟3階
〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山 2-116
Facebookの写真を取得できませんでした。
Instagramの写真を取得できませんでした。